こんにちは!家探しの度に頭を抱えているジャムサンド(@jamjamsand)です!
ここ数年、少なくとも年に一度は台北市内で引っ越しています。その度に失敗続きで台湾での部屋探しは本当に難しいなと痛感します😭
私達の失敗が誰かの成功につながりますように、そんな想いを込めてこの記事をしたためました。
この記事でまとめていること
- 台湾(台北)での部屋探しが難しい原因
- 部屋探しで遭遇する問題と対策
なぜ台湾での家探しが難しいと感じるのか
ひとまず原因をグラフにしてみました。
- 理想が高い(60%)
- 不動産屋や大家がクセモノ(30%)
- 物件情報サイトがアテにならない(10%)
理想が高い、つまり私の日本的感覚が抜けず、妥協できないのが一番の原因です・・・(反省)
圧倒的に自分のせい\(^o^)/
部屋に求める条件
以下、私の理想的な部屋の条件です。
おそらく日本的感覚のまま部屋を探そうとするとこんな感じではないでしょうか。
理想的な部屋の条件
- 清潔感がある
- 収納スペース(または収納家具用スペース)がある
- 洗濯物を干すためのスペース(できればベランダ)がある
- 最寄り駅まで安全に歩けるスペースがある
- 家賃は収入の三分の一に抑えたい
- ゴミ回収サービス有り →諦めた
- バス・トイレ別(乾濕分離) →諦め気味。清潔感があれば一緒でも可。
うちの場合、夫の条件がさらに加わって
- 公寓NG
- 新北市NG
- 萬華区NG(治安が悪い)
- なるべく文山区NG(政治的な理由だそう)
- できれば淡水線がいい(象山〜關渡あたり)
となります。
政治的にNGってことあるんだね・・・
初めて部屋を探し始めた頃は「このくらいの条件ならゴロゴロ見つかるでしょ」と思っていましたが、引越を繰り返すうちにわかりました。
これではわがまますぎるのです😓
さて、ここからは部屋探しで遭遇する問題と、その対処法をまとめていきます。
清潔感が無い
台湾の賃貸物件は退去時に清掃されません。居住者も掃除しなければ、大家もしません。
ですので内見で目の当たりにするのは汚れまみれの部屋です。
そんな汚い部屋を前にすると、「よし、ここにしよう!」とはなかなか思えないのです。
さらに、現住人が退去前の部屋(つまりまだ住んでいる)を見せてもらうこともあります。そのパターンで住みたい!と思ったことはゼロです。なぜなら百発百中びっくりするくらい乱雑なのです😂
591より
ちなみに、日本人が住んでいた(退去済)という部屋は別格です。どの部屋を見ても極めてきれい。
「本当に人が住んでた・・・?」と疑ってしまうくらいきれいな部屋もありました。前回はそのきれいな部屋を契約して概ね問題なく暮らせました。
私も日頃からきれいに使うように心がけていますし、退去する時は大掃除して出るようにしています。
そういうこともあってか、大家側も日本人が借りることについては好意的に捉えてくれることが非常に多いです。
「清潔感が無い」への対処法
- きれいな状態を無理やりイメージする
- 日本人が住んでいた部屋を狙う
- 日本人アピールすると契約しやすいかも
イマジネーション能力がだいじ
置いてある家具が使えない
台湾の賃貸物件は大半が家具付きです。自分で家具を用意しなくていいので楽だと思われがちですが、そうとも限りません。なぜなら「機能を果たさない家具」が置いてあることも稀ではないからです。
どういうことかというと
- 収納棚はあるが、扉が開かない
- 半壊している椅子が部屋に放置されている
- 引き出しに大家の物が既に入っている
などなど、私が以前借りていた部屋はそうでした。
こういった「機能を果たさない家具」にスペースを占領されると、小さい部屋がさらに狭くなります。そして、自分で新たに代わりの家具を買ったところで、置く所も無いという悲しい結末に。
粗大ごみを置かないでくれ・・・!
また、大家の自宅で不要になった家具を寄せ集め、賃貸物件に置いている場合もあります。よってインテリアテイストがちぐはぐ。
私はこちらではインテリアにこだわる(といっても色やテイストを揃える程度)ことを諦めました。
インテリアにこだわりたい方は家具が無い部屋を探すことをおすすめします。
「置いてある家具が使えない」への対処法
- 家具が壊れていないかチェックする
- 壊れている場合は取替 or 撤去可能か確認する
- インテリアにこだわりたい場合は家具なしの部屋にする(新築物件に多い)
洗濯物を干すところが無い
台湾はただでさえ湿度が高いので、部屋干しはできることなら避けた方が無難です。何もしなくても生えてくるカビが、さらに生えやすくなります。どうしても部屋に干す場合は除湿機を導入することを推奨します。または扇風機に当てて早く乾かすのもありです。
できればベランダなど、リビングから独立している物干しスペースがあると快適に暮らせます。
だけど外は外で空気汚染が・・・。
部屋には干したくないけど外の空気の悪さも気になる、そんな方にはサンルームがおすすめです。イメージとしてはガラスで覆われたベランダというところでしょうか。
(馨雅家的設計より)
私もサンルームがある部屋を借りていましたが、雨の日も台風の日も気にせず洗濯物が干せますし、晴れている日なんかはルーム内が高温になるのでかなりのスピードで乾いてくれてとっても便利でした。
サンルーム万歳
また、マンションの共有スペースに物干しスペースを設けてあるところもあります。部屋で干せない場合は便利ですが、他住民とトラブルになりやすいという問題があります。個人的にはなるべく自分の部屋で干したほうが無難だと思います。
「洗濯物を干すところがない」への対処法
- 部屋干しには除湿機を
- 半外に干せるサンルームがおすすめ
- 共有スペースに干すのはトラブルの元かも
狭い
台湾は人口密度が高いので、部屋がコンパクトです。もちろん広々とした部屋もありますが、そんな部屋を借りるにはかなりの経済力が必要です。
コンパクトながらも空間利用ができるのがメゾネットタイプ(樓中樓/跳高〇mなど)です。メゾネットだと二階部分を寝室にしたり、収納スペースとして活用できます。
(台北 租屋【站前美麗會館】短租 住宿 非 日租 民宿 台北 住宿 資訊より)
さらに言うと、天井までの高さが4.2メートル以上の物件だとより良いです。二階部分で立ち上がっても頭が天井にぶつかりません。もちろん身長にもよりますが、一般的には4.2メートル以下だと腰を曲げないといけません。
また、同じマンションでも部屋(大家)によって内装が異なるので、メゾネットがあったりなかったりします。無いと諦めずに根気よく探してみましょう。
「狭い」への対処法
- 樓中樓(メゾネット)で空間利用
- 高さ4.2メートル以上がおすすめ
- 同一マンションでも内装や形態が異なる
最寄り駅まで危険
台湾では歩行者を優先してくれるドライバーさんが非常に少ないのと、人と車の距離が近いのです。よって、安全に歩けるスペースが確保されていないと命からがらに。
一般的には安全に歩けるスペース=歩道なのですが、ここ台湾では歩道があってもバイクが停めてあって歩けないなんてことはザラです。
歩道有り無しに関わらず、基本的に道の両脇にはバイクや車が駐車してあるので、歩行者は車道に押し出されて歩くことになります。
また、交通量が多い道路に面していると、バイクの音が気になります。特に夜、静かな時間帯になるとバイク音がかなり耳につくので、静かに暮らしたいなら避けたほうがいいです。
「最寄駅まで危険」への対処法
- 最寄り駅まで安全に歩けるスペース(歩道)があるか確認
- 家周辺の交通量に注意
家賃が高すぎる
清潔感があって、素敵な家具とベランダがあって、安全に歩ける歩道があって、二人で快適に住める広さの家となると、「台湾は家賃が安いなんていうのは寝言かな?」というくらいの金額になります。
それに高い家賃を払っても生活の質は保証されるとも限りません。(詳しくは台湾の家でありがちなことをご覧ください。)
予算よりちょっと高いという時は、値下げ交渉してみるのもありです。というのも前住人が退去する度に少しずつ値上げすることが多いようなのです。ですが、あわよくばくらいの感覚で値上げしている大家もいるので、交渉してみるとすんなり下げてくれたりもします。
また、駐車場込みで貸し出している部屋などもあります。その場合は駐車場は不要であることを伝えれば3000元ほど引いてくれることもあります。
「家賃が高い」への対処法
- 値下げ交渉してみる
- 家賃の他に含まれている金額(駐車場代など)が無いか確認
3億円降ってこないかなぁ・・・
物件探しサイト591の注意点
部屋探しマスト条件が整理できたところでいよいよ物件探しサイト591で検索をかけていきます。ですが「情報がアテにならない」という致命的な注意点があります・・・
こちらからは長くなるので記事を分けました。
続きはこちらです↓
次の記事では
- 物件探しサイト591の注意点
- 今までに遭ったクセモノ大家
ぜひぜひ併せてご覧ください!
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