この記事では
- 車上荒らしに狙われやすい状況
- 被害に遭わないための対策
- 車上荒らしに遭ってしまった場合の対処方法
- おまけ:サンフランシスコの美味しいベーカリー
こんにちは!万年厄年のジャムサンド(@jamjamsand)です!
先月、アメリカ旅行中に車上荒らしに遭ってしまいました・・・。
車の修理費なども含め、被害総額は約40万円。
とてもショックでしたが、今思えばこちらも落ち度だらけでした。今後同じような被害に遭う方が無くなりますように、情報をシェアしておきます。
被害に遭った状況
私の運の悪さを見てくれ pic.twitter.com/3CUv9f0KZi
— おジャム (@jamjamsand) June 2, 2019
場所:サンフランシスコのミッション地区
時間:午前11:30~11:50ごろ
盗難品:カメラ、パソコン×2、コスメポーチ、新品の靴&化粧品、他
車はサンフランシスコ在住の義妹のを借りていました。
空港に向かう途中だったため、トランクいっぱいに荷物を載せていました。近くの人気ベーカリー(後述)でちょっと休憩しようということになり、20分ほど車を離れていた時にやられたようです。
カメラのデータも、バックアップしていたパソコンもなくしました・・・。
SDカードだけでも返してほしい。
サンフランシスコでは車上荒らしが日常茶飯事らしい
事件後すぐに駆けつけてくれたサンフランシスコ在住の義妹とその彼によると
「サンフランシスコでは車上荒らしは珍しくない。友達も何人かやられたことがある。明日はわが身だと思っていた。」とのこと。
実際に、私たちが被害に遭った同日にサンフランシスコ市内中心部で車上荒らしが通報された件数は24件。少し範囲を拡大すると44件!これだけでも尋常ではないくらい多いと思いますが、きっと通報されなかった分もあるはずです。
他にもアメリカ在住歴10年の友人によると
「私のホストマザーは窓開けて駐車していた。こうしておけば貴重品を置いていないことがアピールできるから。それに窓が割られなくて済むでしょう?」
ついつい日本や台湾と同じ感覚で呑気に荷物を置いていた私達・・・。
具体的に何がダメだったのか
今思えば、隙だらけでした・・・。犯人にとっては絶好のカモです。反省。
敗因1:窓から見える位置に物を残してしまった
上着を脱いでバサッと後部座席に無造作に置いて行ってしまったのです。他にも飲みかけのコーヒーやらお菓子やら細々したものを置いていました。
サンフランシスコ在住の方もこのようにツイートしていました。
【サンフランシスコへ車でお越しの皆様へ】
車の中においていいのは空気だけ。どんなに小さい紙袋でも、その紙袋にゴミしか入っていなくても車上荒らしに遭うと思ってください。ものを盗られるより面倒で最悪な被害は「ガラスを割られること」です
— Mako Nakamura (@Mak0Nakamura) July 30, 2017
サンフランシスコ在住の義親戚にも「車の中に、特に窓から見える所には何も置いておかないように」と言われたのに、すっかり忘れていました。
サンフランシスコに慣れている方たちは何も置かないことを徹底しているはずです。
車内に物を残している=その土地を知らない者=他にも物が置いてある!と判断されて狙われやすいのかもしれません。
敗因2:路上駐車していた
駐車場が少ないので、基本的に路上駐車をしていたのですが、これもまた狙われる原因でした。
サンフランシスコで路駐するのは、車上荒らしリスクを受け入れることでもある。市の条例では車上荒らしは軽微罪扱いで、刑務所に送られる確率が小さいから。
— Masayoshi Nakamura (@masayang) September 19, 2015
刑務所に送られる確率が低いからバンバン窓割るわけだ・・・
敗因3:トランクに手が届きやすい車種だった
乗っていたのは上の画像のような、後部座席からトランク内に手が届く車種でした。そのため、窓さえ割ってしまえばトランクの物が取り放題だったという訳です。
こういった要因も犯人達はちゃんと見ているのかもしれません。
治安が悪い場所で車に乗るなら、トランクが独立している車種(下の画像参照)に限るなと痛感しました。(それでも窓は割られるかもしれませんが)
敗因4:治安の良し悪しを事前に調べていなかった
近くに人気ベーカリーもあるし、このきれいな家々が並ぶ地区で、車も人も通る明るい昼間にこんなことが起きるなんて想像できなかったのですが、このミッション地区というのは治安が悪い地区だそうなのです。こちらのサイトでも「歩くのが危険なエリア」として紹介されていました・・・。
事前に調べていれば・・・。
ちなみに人気ベーカリー「Tartine」のバナナタルトは人生で食べたタルトの中でぶっちぎりで優勝でした!
LA在住の親戚は本まで持っていて、人気っぷりがうかがえました。また食べに行きたいけど、今度はUberで行きます・・・
敗因5:持ち運びやすいバッグにカメラなどを入れていた
盗られたのはトートバッグや小さめのリュックなど、掴みやすくて運びやすいものでした。
それらにカメラやパソコンを入れていたので根こそぎ持っていかれました。
逆に小さいスーツケースはノータッチのようでした。おそらくスーツケースはロックを開けるのが面倒な上に、トランクから取り出しにくいからではないでしょうか。
このことから、トランクに物を置いていくなら(置かないのが最善の対策ですがどうしてもという時は)大きめのスーツケースなら犯人も取り出しにくくて諦めるのでは?と思いました。
車上荒らしに遭わないための対策
今回の失敗からの教訓です。
- 車内には何も置かない(ごみなど価値のない物もだめ!)
- 路上駐車しない
- 行き先の治安を調べておく
- トランクが独立している車種の方が盗難被害が軽く済むかも?
- 何も置かないのが最善の策だが、大きめのスーツケースなら盗難確率が低くなるかも?
犯人と鉢合わせても刺激しない
サンフランシスコ在住の義妹が車上荒らし犯に遭遇したことがあるそうです。
他人の車を物色する犯人。その横には義妹も含め通行人が数人いたのに、誰も何もしなかったとか。
なぜなら何をされるかわからないからです。焦った犯人が危害を加えてくることも十分考えられます。身を守るためにも、物はくれてやりましょう。
この話を聞いて、鉢合わせなくて本当に良かったと思いました。
平和ボケしている私ならきっと追いかけてしまう・・・
車上荒らしに遭ってしまったら
やるべきことは
警察に通報→ポリスレポートをもらう→保険請求
です。
ローカルポリスに電話して指示を仰ぐ
犯人に危害を加えられたとか、取り押さえたといった緊急を要する場合は911に。それ以外はローカルポリスに。
サンフランシスコの場合はこちらです。
San Francisco Police Department より
他の地域も「地名 police」で検索すれば出てきます。
警察署に行く/来てもらう
てっきり警察が来てくれるのかと思いきや「自分で警察署に行ってくれ」との指示でした。
「指紋採取とかするんじゃないの!?車動かしちゃっていいの?」と聞いたら「車上荒らしで指紋が残っていることは稀だから、指紋採取は行わない」とのことでした。
LA在住の親戚は車上荒らしに遭った際には来てもらえたそうなので、場所や状況によって対応が違うようです。(「サンフランシスコは軽犯罪が多すぎて警察の手が足りていないんだ。LAでは猫がどこかに挟まっただけで出動してくれるよ」と言っていました)
ワンブロック先に警察署があったので(そんな所で車上荒らしするのもすごい)徒歩で出向き、被害届を提出してポリスレポート申請用の控えをもらいました。
※携行品損害保険の請求にはポリスレポートが必要です
被害届に記載すること
被害に遭った場所、自分の連絡先、代理連絡先(アメリカ在住者)、盗難品と被害額など。
口頭で状況説明や車両登録の確認をしたりしました。
ジョーク好きの台湾いとこが盗難品欄に「20年寄り添った筆箱/プライスレス」と書こうとしていたので全力で止めました。
ポリスレポートを申請する
携行品保険を申請する場合はポリスレポートが必要になります。私はこちらからPDFをダウンロードしてメールで申請しました。
サンフランシスコでは被害届を提出してから一週間後以降でないと申請できないようです。私は申請してから3日ほどでポリスレポート付きの返信をもらえました。
場所によって違うようなので申請可能時期や所要時間は被害届を出す際に要確認です。
盗まれたパソコンをロックする/データを消去する
MacBookも持っていかれたので「iPhoneを探す」でサーチをかけてみましたがオフラインで見つからず・・・。きっと戻ってくることも無いので、遠隔でデータを消去しました。
さようなら・・・ううっ
盗まれた時よりデータを消去する時の方が心が痛んだ
今後の対応
まずは携行品損害保険を申請します。携行品については特に保険をかけてはいなかったため、クレジットカード付帯の保険を申請します。
が、私が持っている台湾のカード(國泰)にはついておらず、日本のカード(楽天)が頼みの綱です。
どのくらい補償してもらえるのかな・・・。
犯人や盗難品が見つかったらメールで連絡が来るそうなのですが、その可能性は限りなくゼロに近いでしょう。
ちなみに、前に勤めていた会社の人はサンフランシスコのチャイナタウンでひったくりに遭い、その後犯人が見つかったため、参考人として台湾からアメリカまで出廷要請されていました。そんな稀なこともあるんですね。
サンフランシスコに限らず、車上荒らしはどこでも起こりえます。
台湾でも車上荒らしを寄せ付けないように、少しの小銭でもティッシュを被せてカモフラージュするようにと義父から教わりました。
みなさんもどうかお気をつけて・・・!
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