今回は特別な日に利用したいレストランシリーズ第一弾!
古亭にある「樂埔町 Le Puting」という日本古民家風レストランです。
外観からしてただならぬ雰囲気の樂埔町 Le Puting
台湾の町並みに突如現れる古民家風な建物が印象的です。
街歩きをしていた時にたまたま発見したの
ここはもともと民家ではなくて日本時代の宿舎だったのだとか。
リノベーションの経緯や様子などは公式サイトに写真と共に掲載されています。
公式サイトの情報が充実!しかも日本語!
樂埔町 Le Putingでいただくジャパニーズフレンチ
樂埔町 Le Putingは「日本の調味文化とフランスの調理法を融合した料理」です。
さらに台湾一周がテーマになっており、食材はほぼ台湾産。
純和風家屋でいただくジャパニーズフレンチで台湾一周・・・なかなかのカオスです。
でも食べ始めるとわかります。ジャパニーズフレンチで台湾一周、新たな発見がたくさんあってとても楽しいです。
そしてアートや伝統技術も絡めているため、毎品驚きの連続です。
メニューは季節ごとに変えているそうで、次は3月頃に変更になるとのことでした。
こちらでご紹介しているのは2020年2月のお料理
【台湾北部】紅茶パンと手作りバター
こちらは特別な製法で焼かれた紅茶パン。龍眼入りバターと一緒にいただきます。
私はパンよりごはん派なので、パンを食べて「美味しい!!!!」となることはかなり稀なのですが、これはそんな私が興奮してしまうくらい美味しかったです。
この美味しい紅茶パンは「喜荒」というパン屋さんでも買えるそうです。
紅茶パン買いに行かなきゃ!
【台湾東部】カジキのパッションフルーツ添え
華道からインスピレーションを得ているという美しい二品目。
黄色い粒はパッションフルーツ味です。一粒でもしっかり味がします。
美しすぎて食べるのがもったいないけど一口でいくのがおすすめなんだって。
【台湾中部】リンゴの漬物とロウニンアジの昆布締め
なんだかおめでたそうな色のこちらの一品はリンゴを甜菜根(ビートルート)で染めたものです。
台湾中部に多くいる織物の名人阿嬤たちに敬意を表したお料理だそうです。
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中にはアジの昆布締めとカツオ出汁のジュレが包まれています。
ジュレまで輝いている・・・
【台湾南部】金珠大豆の蟹肉豆腐
鹹蛋風味なのでかなり台湾みの強いお料理です。
鹹蛋は苦手なんだけど、風味付けだけだから大丈夫だった!
そぼろのように見えるのは豚皮揚げです。
このお料理は染色と関係があるそうなのですが、細かい話は忘れてしまいました・・・
【台湾南部】サバヒーと馬告入りチキンスープ
このアスパラのスライスは何を表しているかわかりますか?
ヒントは廟のどこか
答えは「剪黏」という廟の屋根などに施されている伝統的な建築装飾です。
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言われてみれば見覚えありますよね。
チキンスープはほんのり馬告の風味がきいていてさっぱりめです。
馬告は台湾好きの間でキテるらしいね
【台湾南部】ヒメジの炭火焼きと桜エビ添え
ヒメジは真ん中のトマトバターソースをつけていただきます。
左には豆ペーストで描いた何か(ごめんなさい忘れました)が。
ペーストで台湾の彩繪(ペイント)技術を表しているそうです。
普段あまり食べる機会がない魚料理が多くて嬉しい
メインディッシュ
せっかく台湾産推しのレストランなので私は台湾牛のフィレ肉にしました。
や、やわらかい・・・
付け合せの野菜の旨味にも驚きました。
夫はスモークダックをオーダー。
台湾牛のフィレ肉は素材の味を楽しむといった感じで薄味でしたが、スモークダックは味付けが濃いめでこちらも美味。
【台湾東部】タウナギと米の土鍋料理
見た目は悪いのにとても美味しいことから「醜美人」と呼ばれているとか。
美味しいけどメインディッシュまででお腹がパンパン・・・
少しだけ食べて残りはお持ち帰りにしますか?と聞いてくれる心遣いに助けられました。
このお米はお土産コーナーでも販売していました。
【台湾東部】キンカンと抹茶のケーキ
クレイアートをイメージして作られたケーキ。渋い色ですが美しい。
予約時に誕生日だと伝えていたのでチョコプレートつきでした。
【台湾中部】オレンジ雪見だいふく
甘いケーキの後はさっぱり味の雪見だいふく。
二個の雪見だいふくのためにこんなに凝ったプレートでサービングしてくれます。
【台湾北部】蜜香紅茶
デザートと一緒に蜜香紅茶。蜜香紅茶は台湾のお茶の中で一番好きです。
樂埔町 Le Putingはミシュランレストランだった・・・!
お会計する時に気づいたのですが、なんと2018/2019年の2年連続でミシュランガイドに載っているレストランだったのです。
このお料理に雰囲気、素晴らしい接客に納得です。
どうりで外国人観光客もいたわけだ
ミシュランガイドに載っているようなレストランでも気軽に利用できるのが台湾の魅力でもあります。
台湾のお客さんたちは特に着飾ったりせずに普段どおり。それが良いか悪いかは別として、あまり肩肘張らずに食事できます。
海外からのお客さん達はそれ相応な格好をしていましたし、お店の品位を落とさないためにも少しは気にしてコーディネートしたほうがいいと私は思います。
樂埔町 Le Puting お店の情報
住所 | 台北市大安區杭州南路二段67號(MRT古亭から徒歩約5分) |
電話 | 02-23951689 |
営業時間 | ランチ:11:30-14:30 ディナー:18:00-22:00 |
ミニマムチャージ | ランチNT.1580/人 ディナーNT.2780/人 |
公式サイト | 樂埔町 Le Puting |
ディナーは二時間半ほどかけてゆっくりと食事を楽しみます。
特別な日にぴったりな雰囲気です。
リクエストなどもできる範囲で応えてくれるようなので、予約時に伝えてみてください。
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