「台湾は家賃が安い!」なんてよく言われていますが、声を大にして言いたいことがあります。
質を考えたら安くもないですよー!!!!!😇
個人的には生活の質、建築物の質共にさほどよくないと感じます。
今回はこれまで住んできた7か所の部屋(台北、台中、桃園)をソースに台湾の家でありがちなことをまとめていきます。
内装工事が終わらない
まずはなんといっても内装工事。
私の台湾人生は内装工事と共にあると言っても過言ではありません。今現在も内装工事の音が鳴り響く中ブログを書いています。
台湾の分譲マンションは買ってから内装にとりかかります。部屋の壁をぶち抜いたり、逆に壁を作ったり。他に住民がいようがお構いなしに内装工事しています。それもトンカチでトントンなんて可愛いものじゃありません。
▽こんな感じです。※音量注意
先週やっと3ヶ月に渡る階下の内装工事が終わったと思ったら今日から3ヶ月上の階の内装工事が始まった。台湾で文化的で最低限度の生活を送るのは無理😇 pic.twitter.com/wIN4rJIdcB
— おジャム (@jamjamsand) June 11, 2018
工事期間の制限が無いので延々と続きます。今のマンションは実に八か月続いています。
そして工事の申請義務があっても守らないのが台湾。急に始まっていつ終わるのかもよくわかりません。
うるさいだけで十分困るのですが、他にも弊害が生じます。
在宅ワークが困難
集中できないです。スカイプ会議なんかは外に出ないと無理です。
室内での会話が困難
耳元に近づいて話さないと聞こえません。
頭が痛くなる
ずーっと聞いていると頭が痛くなってくる上に思考回路が停止します。
イライラする
「家賃全額払っているのに穏やかに過ごせないなんて!」と考えてしまいます。
起こされる
「明日の朝はゆっくり起きよう😌」とか無理です。
休日は工事してはいけない決まりがありますが、 「ちょっとならえーやん?」とやってしまうのが台湾。
一般宅のみならず会社も
私は以前、台湾の航空会社に勤務していて、普段は台湾本社にあるクルー用の部屋に滞在していましたが、今の家と同じ状況でした。
クルーは深夜便に備えて昼間に寝ておかないといけません。それは会社も重々承知のはずなのに、ドリル音でした😇
床ドンがすごい
昼間は内装工事、夜は床ドンです。建物のつくりが弱いのか、台湾人のかかとが強いのかドスドス足音が聞こえます。
足音の他にもバリエーションがあります。
バスケしちゃう
子供がドリブルしがち。
ローラースケートしちゃう
台湾人先輩のお宅にお邪魔したときのことです。小学生の息子さんがフローリングのリビングでローラースケートしていました。
先輩は特に気にする様子もありませんでした。これにはさすがに驚きましたが、「だからうちの上もうるさいのか・・・」と妙に納得してしまいました。
ドアバンがすごい
ドアをバーーーーーーンッッッ💥💣⚡❗って閉めるんですよ。
「あ、上の人帰ってきたな」と毎日わかります。振動も感じます。
ちなみに義母はドアのみならず棚などもバーーーーーーンッッッ💥💣⚡❗です😅そんなに大きい音を出して耳が疲れないのかと聞いたら「客家人だから大丈夫👍🏻」だそうです。?????
廟の近くは危険
廟には様々な人が集まりますし、宗教的行事が多いのでにぎやかa.k.a.うるさいです。しょっちゅう神様の誕生日だとかでわっしょいやってます🎉朝6時半から盛大に爆竹を鳴らされた時はテロかと思いました💥
なるべく廟付近は避けるが吉です。
耳の違い
このように、台湾で生活していると「うるさーい!」と叫びたくなることが多いのですが、どうやら 日本人と台湾人では音の聞こえ方が違うらしいです。
音の聞こえ方について。台湾人は椅子をギギギーって引くし、ドアもドカーン!って閉めるから上の階の生活音が家まで聞こえる。他人の家まで聞こえるくらいの大音量なら、本人達は耐え難いくらいの音を聞いてるはず。他にも近距離なのに馬鹿みたいに大きい声で話したり。それで、
— おジャム (@jamjamsand) August 28, 2017
台湾人はもしかするとすごく耳が悪いんじゃないかと薄々感じていた。でもそれを確かめる術も無く、ただただうるせーなと思って過ごしてきたんだけど、この前音声学の教授に知り合ってこの話になった。
— おジャム (@jamjamsand) August 28, 2017
教授曰く「音の聞こえ方の実験をしたことがあるんだけど、台湾人はものすごく耳が悪いんだよ。だから日本人が耐えられない音でも台湾人には小さい音にしか聞こえてないんだよ。」と。それを聞いたら今までの体験に納得がいった。
— おジャム (@jamjamsand) August 28, 2017
ついでに音の聞こえ方に関する興味深い研究も貼っておきます。
※先のツイートの教授と下のツイートの教授は同一人物ではありません。
聞こえ方の違いについてhttps://t.co/ocGx7Nxv0C pic.twitter.com/0t63PbKCj6
— おジャム (@jamjamsand) August 28, 2017
そもそも音に対する認識が違う上に、聞こえる音の大きさも違うとという訳です。
うるさいことには変わりはないですが、こういう違いを知っておくと、静かにしてもらうことへの諦めがついて、他の騒音回避策を考えられるようになるかと思います。
冬は極寒
台湾は夏が長いので家も大部分が夏仕様になっています。その一つが床です。多くの家の床がタイルか石になっています。
夏はひんやりして気持ちいいのですが、冬は足先から体温を奪われます。
「冬の寒さは我慢して越す」精神が強く、暖房がない家も多いです。そういう場合は室内でダウンを着こみます。
毎年寒波で亡くなられる方がいるのでそろそろ暖房導入してもいいと思うのですが。
給湯器がお湯を出さない
台湾製の給湯器は気分次第で仕事してくれなかったりします。お湯がいつまでたっても出ないので、あきらめて滝行です。
仮にお湯が出たとしても、いつ機嫌を損ねてでなくなるかわからないのでなるべく素早くシャワーを済ませます。
仕事しない台湾製の給湯器と冬を越すと、お湯のありがたみがわかります🙇
使うことを見越して設計していない
ユーザーエクスペリエンスを無視した設計がたくさんあります。
細かいところですが、毎日使うので地味にストレスが溜まっていきます。
靴が入らない下駄箱
前の家の備え付け下駄箱は靴が入りませんでした。
まさかの靴の厚みを無視した作り。天板も取れなくて、改造しようもなく薄い靴(ビーサンなど)しか入れられませんでした。
掃除のおばちゃんが無理やりスニーカーをつっこんで擦れてしまったこともあったなぁ・・・
トイレットペーパーホルダーの位置
無理な姿勢じゃないと届かない場所にあったりします。トイレットペーパーを取ると背中がつります。
今はホルダーを使わずに手が届く場所にティッシュを置いています。
築年数浅い家ほどこのパターンが多い気がする
火災報知器がアテにならない
何も無いのに鳴っちゃう火災報知器。だいたい誤報なので無視です。
逆に火がなくとも鳴るのに本当に火事があった時は鳴りませんでした😇
しかもマンション前の慢性的な路上駐車のせいで消防車が入ってこられず・・・街中でも「ここ絶対緊急車両が通れないだろうな」という道があります。
他のことでもそうなのですが、基本的に何かが起きてから対応を考えるスタンスで万が一に備えることが軽視されていると思います。
水が降ってくる
植物への水やりが豪快。
じょうろでチョロチョロではなくホースで放水しています。消火活動かな?ってくらいの水を浴びせています。
その水が容赦なく下に降ってくるので、上に植物を置いている人がいたら要注意です。うちは干していたスニーカーが水浸しになりました🌊
住宅街を通るときも急に水が降ってくることがあるのでご注意を☔
隣人がくせ者
台湾住宅で幸せにやっていけるかどうかは隣人にかかっています。
隣の家の水道管が破裂して我が家が4階から1階まで水浸しになってフローリングと壁全滅になって2ヶ月20万元かけて最低限の補修はしたけど隣は責任逃れしてビタ一文払わなかった話を代わりに書いてください!
— 阿雞 (@SCMcrocodile) 2019年1月28日
うちも台北の一軒目は上がくせ者でした。
うち「夜くらい静かにしてもらえません?」
上のBBA「は?お互いうるさくすれば問題ないじゃない!」
ということで話が通じなさそうなので引っ越しました。
まとめ
家賃だけ比べると確かに台湾の方が安く感じるかもしれません。
でも、当たり前ですが日本では考えられないこともたくさんあります。
特に長期滞在をお考えの方はデメリットもしっかり確認して心の準備をしておきましょう。
台湾在住の皆さまにおかれましては、これからも強く生きていきましょう💪🏻
コメント
こんにちは!
なんか思わず、「いいね!」のごとく、
スターマークを連打してしまいました笑
共感、頷き、笑いが止まらない記事でした笑
初めまして!
ワタシも台湾に住み始めて半年が経ちますが、思わず「分かる…っ」と首を振りまくりました笑
大きめの声で話しかけても、台湾人にはよく「ア?」って言われます。
あれは耳が悪いからなのか笑
id:tw_mayuko
ちょっと棘のある書き方をしてしまって言い過ぎたかなと心配していましたが、笑いが止まらないと言ってもらえて安心しました!
本当にどこに引っ越してもこんな感じですよね笑
id:savyhige
サビヒゲさん初めまして!
共感していただけて嬉しいです!
私もよく「ア?」来ますよ~笑
心が折れない程度に頑張っていきましょう!
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