台湾に関わりを持っていると、台湾愛ゆえの(?)様々なマウンティングに遭遇します。
この記事では今まで私が感じてきたあらゆるマウンティングについて書いてみようと思います。
マウンティングとは
簡単に言うと「自分の方が凄いんだぞ!」と相手に誇示することです。
あからさまに「自分はスゴイ」と言わなくとも、または自分はそのつもりが無くても相手の受け取り方次第でマウンティングだと見なされることもあります。
在住年数マウンティング(長いほど上)
社会人だとだいたい年単位でマウンティングを取って満足している人がいます。語学学校なんかだと月/学期単位になります。
確かに1年目で感じることと10年目で感じることは違うでしょう。それに在住年数がその国での経験値の基準とされることも、まあ頷けます。
私も台湾生活の愚痴を言っている人を見たら「台湾に住んでしばらく経ったんだろうな」なんて思ってしまいます。
でも環境によって見えている世界が全く違うので単純に年数だけでは比べられないのではないんですよね。例えば、台湾妻×日本夫と台湾夫×日本妻でもだいぶ立場、感じ方が違うものです。
環境の違いとして簡単に思いつくのでも以下くらいたくさんあります。
- 台湾妻と暮らす日本夫
- 台湾夫と暮らす日本妻
- 同性カップル
- 一人で暮らす日本人
- 日本人夫婦
- 4年制大学に留学
- 語学学校に留学
- ワーホリで滞在
- 駐在員
- 現地採用/日系企業で働いている
- 経済状況
- 都会、田舎、地域
- 関わる現地人の価値観/政治派閥や年代
ぱっと思いつくだけでもこのくらいの環境の違いがあります。どの暮らしが偉いということもないですよね。
この前台北の大学に通っている日本人留学生と知り合いました。在住期間は一年未満とさほど長くはないのに、驚くくらい情報通で美味しいお店やバスの路線など役立つ情報をたくさんシェアしてくれました。
彼女に出会ってから改めて在住年数を比べただけで「自分より知っている情報が少ない」と決めつけないようにしようと思いました。
観光マウンティング(渡航回数多いほど上、観光地ダメ出し)
フライト終わりの同期と食事🍴隣のテーブルにいた台湾大好き来台回数自慢日本人おばさんが「私は10回も来たことがある」と何度も「10回」を強調してきたわけだけど、回数だけで勝負するならこの子達週に5、6回は来てるわよ✈🇯🇵⇆🇹🇼
— ジャムサンド (@jamjamsand) January 17, 2018
人と比べなくていいので旅行を楽しむことに専念してほしいです。
それから観光地に行った話をすると「あー、あそこは観光客しかいないっしょw」と小バカにしてくる人。このような人は「地元民しかいない店に行った自慢」もセットですね。
自慢するのは聞いていられるとしても、観光地に行く人をバカにしちゃいけません。観光地に観光客が来なかったら潰れます。
語学学校マウンティング(在学期間が長い方が上、中国語レベル高い方が上)
「日本人?今期から?教科書何冊目?ちなみに俺は一番上のだけど(ドヤ)」
新学期から入ってきた同胞にいきなりタメ口で先輩風吹かすやつです。
新入生=年下、台湾初心者というイメージがあるのはわからなくもないですが、
それに趣味のためだったり、ビジネスや生活していくためだったりそれぞれ中国語学習の目的が違うので比べるのはナンセンスです。

語学は自分との闘い
血統マウンティング(台湾の血が濃い方が上)
「ハーフだから自分の方が血は勝ってる!」
ちょろっと語学学校に通っていた時に会った子です。これにはさすがに返す言葉が見つかりませんでした。

何と戦ってるの・・・?
他にも「純日本人より台湾ハーフの自分のほうが台湾に詳しくあるべき」とでも思っているのか競争心を燃やしてくる子も。
血統マウンティングしている人たちは自らプレッシャーをかけているように見えます。誰もあなたたちのことは脅かさないからもっとリラックスして生きようよ、と思います。
台湾にまつわるマウンティングまとめ
「台湾が大好き!誰にも負けないくらい好き!」というプラスの感情をくれぐれもマウンティングによってマイナスにしないように気を付けましょう!
また、マウンティングされたら「さしすせそ」が有効らしいですよ!
「し」知らなかった!
「す」すごい!
「せ」センスありますね!
「そ」そうなんだ!

波風立てず、平和にやっていきましょう
コメント
こ、こわいですね。会いたくないけど語学学校のパターンで会いそうです
id:texin
もっと怖いのは、語学学校の彼、実は一番上のクラスじゃなかったんですよ!笑
会ってしまったら「すごいですねー(棒読み)」で回避です!