短い間ですが、台湾大学の華語中心(中国語センター)に通いました。
そこで感じたメリットとデメリットをまとめました。
語学留学を考えている方に参考にしていただければと思います。
全体の人数が少ない
メリット
1クラスだいたい5人前後なので発話チャンスが回ってくる機会が多いはずです。 どんどん発話すれば文法や発音を直してもらえると思います。
デメリット
学期によってはレベルごとの人数が極端に偏るようです。
人数が多い学校なら、クラスの選択の幅も広がります。よって小説クラス、古典クラスなどカリキュラムの選択肢も多くなるようですが、台湾大学には人数の関係でそういった選択肢が少ない(もしくは無い)です。
また、同じクラスの中でもレベルにバラつきが見られました。
日本人が少ない
メリット
日本人ばかりとつるみたくない人にはいいかもしれません。(師範大は日本人が多いから行きたくないということをよく聞きます)
ただし、それはどこの大学に行っても自分次第かと思います。
台湾大学の日本人数は師範大学に比べれば少ないには少ないですが、ほぼ毎日、日本人同士で楽しそうにしている人も見かけました。
逆に一人行動を貫いている人もいましたし、他国からのクラスメイトと放課後を共にしている人も。
自分で誰と付き合うかを決めれば毎日の生活が変わりますよね。
デメリット
「日本人が少ない=漢字に長けている学生が少ない」ということなので、漢字がわからないクラスメイトに合わせる場面が多いと感じました。
初級クラスは日本人も一緒に漢字の練習をするそうです。
高級クラスでも日本人にとっては中学生レベルくらいの漢字(単語)の説明を聞く時間が長く、時間を無駄にしているように感じました。
宿題が多い
メリット
机に向かってちゃんと勉強したい人にはとてもいいと思います。
添削もしっかりしてくれます。
私のクラスはほぼ毎日宿題が出ていました。
デメリット
宿題にボリュームがあるので、時間を確保しておかないと忙しくなると思います。
就職活動と並行して学校に通っていた私のクラスメイトは宿題を減らしてもらいたいと先生に訴えていました。
他の大学より費用が高い
メリット
少人数かつ宿題をしっかり添削してもらえるところでカバーされていると思います。
デメリット
勉強に身が入らなかったり、宿題を放っておいたりすると学費を無駄にしてしまったという気持ちは大きいかもしれません。
また、変な先生に当たってしまった時の苛立ちは学費に比例すると思います。
「高い学費払ったのに・・・」と思うかもしれません。
その他メリット
図書館が使える
日本語書籍も多く所蔵しています。本科生と同じように借りられます。
ただし、電子書籍は本科生でないと借りられないそうです。
プールが学生料金で使える
300元/月 で通い放題です。
外部のプールなら100元前後/回なので、週に一度くらいのペースでもかなりお得です。
夏だととても気持ちいいですよ。
シャワー、ドライヤー有。
校内の雰囲気がとてもいい
緑が多く、車も少ないので散歩したくなります。
生活に必要なものが何でもある
コンビニ、ご飯屋、ドリンクスタンド、郵便局など
大学近くの水源市場にもたくさん美味しいものがあります。
その他デメリット
MRTから遠い
教室まではMRT科技大樓から徒歩15分、公館からも15分くらいかかります。
学期によってはMRT公館から徒歩5分の教室になることもあるそうです。
先生が学生の悪口を言う
授業中に数えきれないほど聞かされたのでとても印象に残っています。私達の授業時間を悪口に割かれるのがなんだかな・・・という感じでした。
また、廊下で先生同士が普通に悪口を言っていてびっくりしました。
さらに先生が嬉しそうに「さっき〇〇先生と話したんだけど、先生のクラスにうざい奴がいるんだって~!(ニヤニヤ)」なんて私たちに報告してくるのもデリカシーが無さすぎてびっくりしました。
私は開講直後に一悶着あり、職員室でモノマネしながら嘲笑されたりもしていました・・・
プライバシー保護の意識が無い
なんか写真を撮られているなと思ったら、後日Facebookに名前付きで勝手に公開されていました。(抗議して削除済)
それと、他の大学だと学生のフルネームが外に知れ渡らないようにネットに名簿を上げない、一部伏字にするなどの配慮が感じられます。ですが、台湾大学はそういった配慮は全くなく、個人情報ダダ漏れでした。
まとめ
- がっつり勉強したい
- 大学施設を楽しみたい
- 授業方針に特に希望がない
このような方にはいいのではないかと思います。
ハード面はとてもいい環境ですが、授業方法や雰囲気は先生によってかなり違うようですので、運によります。また、クラスメイトのレベルによっても左右されます。
正直に言うと私は台湾大学での経験があまり良いものではなかったので、おすすめする気持ちにはなれません。もちろん台湾大学に通って何も問題がなかったという人もたくさんいます。
最近はブログで授業の雰囲気をシェアしてくれている方も増えているので、いろいろな方の意見を参考にしてみてください。
台湾大学華語中心シリーズ
台湾大学の最初のクラス分けテストについてまとめました。どんな問題が出たかも書いています。準備しておきたい方は見てみてください。
実際の授業内容や感じたことなど、主観的にもまとめてみました。
私はクラス分けから揉めてしまったのと、最終的にクラスの担当になった先生があまり良い方ではありませんでした。そういったことを赤裸々に書いています。


台湾語学留学の前にふまえておきたいこと
中国と台湾の中国語は何が違うのか、などについてまとめています。
コメント
学校についていろいろ悩んでるなうのタイミングでいいブログありがとうございます…!
id:texin
お役に立ててよかったです!詳しいことも載せていきますのでぜひ併せてご覧くださいね!